ハイトパターン
本日は、アンテナの電波を紹介します。
UHF電波は、アンテナの高さを変えると下図のようにアンテナ出力レベルが変化します。(chによって異なる。)
これをハイトパターンと呼び、送信所の近くでは1mの変化でも出力レベルが数db変化することがあります。
(1)アンテナを設置する際、場所、高さに留意。特に高さはこまめに調整する。時にはアンテナ高を下げてみるとか。
※VHFの場合、一般的にはアンテナ高に比例します
(2)ハイトパターンのピッチpは、送信点からの距離をd、送信アンテナの高さをh、受信電波の波長をλとすると(d>>hの場合)p=λd/2hで算出されます。
高さ調整で必ず改善できるか?
アンテナを高くしても、必ずしも受信レベルを確保できるとは限りません。アンテナの高さ調整に併せて、アンテナの設置位置などを変えながらC/Nの最良地点を探す必要があります。
また20素子などの高性能UHFアンテナを使用することにより、海面反射や大地反射の影響を軽減し、受信レベルを確保できる場合があります。UHFアンテナの位置を変えた場合も受信レベルが変化します。